★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
――夢璃――

やっと、愁君に放してもらった後。

とにかく、いっぱい遊んだ。


お昼も食べて、今は休憩中。

二人でベンチに座っていた。

「ジュース飲むー?」

愁君が聞く。

「うん。」

「じゃぁ、買ってくるから
夢璃は待っててっ♪」

「えっ…!夢璃も行くー。」

そう言った頃には、
もう愁君はいなくなっていた。


何、飲むとか聞いてないのに…。

分かるのかな?


「また、奢って貰うじゃんっ!」

けど愁君はいないので、
1人で大人しく待つ事にした。

待っていると、いかにも
チャラそうな男三人が向かってきた。

なんか、気まずいっ…。




けど、普通に……

普通に……

「ねえねえっ!」

「へっ…!?」

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