★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
夜遅くまで夢璃は、俺の家にいた。

「また明日っ!」

俺は、夢璃の家まで送って言った。

「ばいばい…。」

テンション低っ…。

「夢璃のせいじゃないから…。
だから、そんな顔しないでよ。ね?」

俺は、夢璃の頭を撫でながら言った。

「ぅん…。」

「夢璃ー!元気だしてよー!」

「んきゃっ…!」

俺は夢璃に抱きついた。

「愁君ー!」

夢璃は、バタバタ暴れている。

「はいはい。明日っ!
バイバイっ!」

俺は、夢璃から離れて言った。

「バイバイっ!」

夢璃は言った。

良かった。元気になって。


…本当、あいつムカつく。
そう思ってたら…

――ブーブーブー
ブーブーブーブーブー

バイブにしてた携帯が鳴った。

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