★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
――戒斗――

あぁ、面倒くさい事になった。

「何で、同じ日に三人告るんだよ。」

俺は、遥香に聞いた。

「その方が楽だし、楽しめるからっ♪」

遥香が答えた。

本当、お前の頭には
楽しむ事しかないよな…。

「つか、その前に
アンタ愁二君に謝っときなさいよ。」

遥香が言う。

「はっ…?
何で、俺が謝んないといけねぇんだよ。」

その事で、俺と遥香がもめていた。

隣では……。

「夢璃?」

桐谷が言う。

「何ー?」

そう言って、ニッコリ笑う夢璃。

「俺が、いなくなると寂しい!?」

桐谷が聞く。

「いなくなるの…!?
寂しくて、泣くよ!!」

夢璃が言った。

「まじで、好き。」

桐谷が言った。

何だ、コイツ…。
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