★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
――愁二――

いきなりの告白も終わり、図書室を出た。

「大丈夫?」

俺が聞く。

泣かれてびっくりしたけど、
理由を聞いてホッとした。

「大丈夫~…。」

夢璃が言った。

…可愛い。

本当は、抱きしめたい所だけどね。

今は、我慢っ!

「返事いつまでに出せばいいかな…?」

「答えが出るまででいいよ。」

「そっか…。
答えが出るまで朝…。」

「それまで、登校お預けっ!」

聞きたくなかったから、自分で言った。

「ちがっ…。」

「仕方ないよ。」

俺は、言った。

夢璃の教室についた。

「ばいばい。」

俺が言った。

「うん…。」

夢璃が小さく言った。

…大丈夫かな…。

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