★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
馬鹿なやりとりばっかりしていたら
帰る時間になった。

「夢璃ー、また明日なー!」

智希がそう言って、手を振ってきた。

「部活頑張ってねー!」

私は手を振りかえして言った。

「もう、めちゃくちゃ頑張れるっ…!」

智希が言った。

…それは良かった。


「あたしも部活行くね。
バイバイ~♪」

遥香が言った。

「バイバイー!」

私は言った。


みんなが帰った後。

「えっと……。」

私は、どうすれば…。

「夢璃。」

戒斗が私の名前を呼んだ。

気がつけば、教室は2人だけ。

なんか、気まずいんですが……。



「あぁ…。俺さ。」

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