★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
「いくのかよ…。」

祐璃がボソッと言った。

お姉ちゃんが泣いてても、
生意気なんだね。

「行こ…。」

私は祐璃を見て言った。

「え?あ…、うん。」

祐璃が何故かキョドりながら言った。

愁君なんて、
女の子とイチャついとけばいいもん。


私は祐璃とコンビニに向かった。

「涼しいー!」

祐璃が言う。

「うん、そだね。」

「何その微妙な反応…。」

祐璃が嫌な目で見る。

「そんな目で夢璃を見ないで下さい。」

私は言った。

「アイス選ぼうっと。」

祐璃は、アイスが置いてある方に言った。

「馬鹿ー!待ってよ。」

私は祐璃の服を掴んで言った。

「はいはい。」

生意気な奴だ。

「夢璃、このアイスにするっ♪」

私は
ストロベリーアイスのカップを選んだ。

「俺が食ったのと違うし。」

「気が変わったの。」

「あそ…。俺、これにしよっ!」

祐璃は、ソーダのアイスを選んだ。

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