★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
「ありがとっ♪」

そう言って祐璃からアイスを取った。

「ここで、食べるの?」

祐璃が聞く。

「食べたいんだもん。
それに、溶けちゃうでしょ?」

私は言った。

「別にいいけど。」

「じゃぁ、聞かないでくれる?」

私は言った。

「あっ、祐璃ぢゃんっ!」

コンビニの駐車場に溜まっていた、
柄の悪そうな奴が祐璃に話しかけてきた。

祐璃、こんな人達と絡むんだ…。

なんかショック…。

「あ…、美佳だ。」

しかも、女の子ね…。

「祐璃、彼女いたのー!?」

周りにいた奴らも次々に言う。

周りの奴らも友達ですか…。

「違うし、姉ちゃん。」

祐璃が言うと

「嘘ーー!?まじ~!?」

みんな同じ反応をする。

お姉ちゃんだったら何…!?


「祐璃の姉です…。」

私は、一応頭を下げた。

お世話になってますと言いたい所だけど、

こんな人達に、うちの祐璃は
お世話になっているのだろうか?

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