★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
「姉ちゃんも、
やっぱり可愛いじゃん!!」

次々に言う。

「ありがとうございます…。」

私は言った。

「年下に敬語って言うのが、
また可愛いっ!」

1人の男が言った。

完全、馬鹿にされてるぞ自分。


私は思った。

この年は、生意気な奴が多い。

「祐璃、帰る。」

私は祐璃に聞こえるように小さく言った。

「俺、もう帰るから。」

祐璃が言った。

「えー!もっと、喋ろうよっ!」

美佳とか言う子が言う。

…絶対祐璃の事好きでしょ、この子。

こんな子に
好かれてほしくないと思ってしまった。

「無理ー。姉ちゃんと遊ぶし。」

そう言って、祐璃は笑った。

「シスコンかいっ!」

みんなが笑う。

「はいはい。また、今度っ!」

祐璃が言った。

「えーー!」

美佳が言った。

「お前、彼氏と遊べよ。」

祐璃が言った。

まさかの彼氏もち……?


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