★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
「そんな、夜遊びばっかで
学校にもろくに行かないし、
女たらしで…。」

俺が、兄ちゃんみたいに
なりたくない理由を述べていた。

「そこまで言うか、弟。」

兄ちゃんが言った。

「ってそうだっ!」

俺はひらめいた。

「なんだよ。」

「兄ちゃん、女の子好きでしょ。
あいつらの相手してよっ♪」

俺は言った。

「愁二と遊びたいんじゃない?」

兄ちゃんが言った。

「別に。
面食いだから、兄ちゃんの方が喜ぶよ。」

俺は言った。

顔で寄って来てると分かってる。


結局、みんな一緒。

だから、女は嫌なんだよ。

違うのは、夢璃だけ。

そんな事を思っていたら、
そのままソファーで寝ていた。

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