★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
今頃、女の子達と遊んでるのかな…?

私の事なんて、
考えてもくれてないんだろうな。


「…そんな気になるなら行けば?」

祐璃が言った。

「へ…?」

私、口に出しちゃってた?

「そんな顔してた。
気になるんじゃないの?」

祐璃が聞いた。

私は黙って頷いた。

「愁二の家行けば。」

「えっ、やだ。」

私は即答した。


「そんな言わなくても。」

「だって、ただの迷惑だし…。
何しに行くの…?」

「会いに行くんでしょ?」

「恥ずかしいよ。」

「そんなんじゃ、何にも始まんないし。」

「始まんなくていい。」

私はムキになって言った。


「意味分かんないから。」

「今頃、楽しんでるかもしれないもん。」

「そうかもね。」

「えっ…?」

予想外の答えにビックリした私。

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