★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
学校に到着。
二時間目ぐらいだ。
ずいぶん、遅刻したな…。
「ばいばい…。」
私は、苦笑いで言った。
「うん。」
……そっけなっ…。
学校に着くまで、ずっと愁君は機嫌が悪かった。
――――――
教室前で足が止まった。
なんて言いわけすれば…。
選択肢は、いっぱいあるよね。
病院に行ってましたとか?
道案内をしてましたとかねー…。
どれがバレにくいかな…。
やっぱ……、
――ガラっ。
…………え。
まさに決めようとしていた時に、ドアが開いた。
「…なっ!?先生…。」
また、ナイスタイミング…。