★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
「そういう反応って事は、図星か。」
「けど、なんで怒ってるか分かんない…。」
「何、泣いてんだよ。」
こんな時まで、バカにするのね…。
「泣いてないもん。」
私は、言った。
「泣いてない泣いてない。」
ひどい。しかも、超適当というね…。
「だってーっ…。」
――キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
同時にドアが勢いよく開き、智希と遥香がでてきた。
2人が、私を見て驚く。
「なんで泣いてるのよ…!?」
遥香が驚きながら、聞いた。
「どうしたんだよ?」
智希が私の両手を握りながら、聞いてきた。
「なんでもないよ…。」
私は言った。