★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
それから、悩んだ。十秒ぐらい。←
「聞いてんの!?」
遥香が怒る。
「あぁー、分かってっから!」
もう、こんな時はこれだよな!
俺は、夢璃を抱き上げた。
お姫様だっこ♪
「軽っ!」
夢璃の軽さに驚きながらも、走って保健室に向かった。
――ガラっ!!
物凄い勢いでドアを開けた。
保健室の先生が、スゴい驚いてこっちを見た。
「先生っ!俺の夢璃がっ!」
勢いで、俺のとか言ってみた。
「どうしたの?」
意外にも冷静な先生。
つまんねーのっ。←
「体育の時間に倒れたらしいんだよ。」
「そうなの。
そこのベッドに寝かしてくれない?」
「あ、はい…。」
なんか、テンションが下がるな…。