★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
自慢話or恥ずかし話
――弘史――

「あぁー。ダメだ!」

愁二が言う。


俺の親友は、夢璃先輩と仲直りした上に
とても良いことがあったらしい。

それを、今から自慢話として話してくれるらしいよ。←


「保健室に行った所から、話して。」

「まず、……で。…こうなって、それで……こうでねっ!
それでね…、」


お前は……。

「ね」ばっかりつけすぎじゃない?

けど、言いたい事が分かった。


「へー、良かったじゃん。」

俺が言った。

「うん、幸せ。」


どうりでこんな幸せ幸せ言うはずだ。

夢璃先輩が格好いいとか、言ってくれただけで喜ぶのに。



まぁ、おめでとう。←


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