★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
ってかー。
「夢璃先輩って、愁二の事好きなの?」
俺は、言った。
いや、ないか…。←
「えっ!?
逆に、俺と夢璃って両想いじゃないの!?」
愁二は、ビックリして言う。
おいおい、愁二君…。
自意識過剰もその位にしてたほうが…。
「…まぁ、お前は格好いいよ。
ってか、可愛いよ?
サッカーだって上手いし、女子にだってモテモテだと思うっ!
けど、先輩って彼氏つくらないじゃんっ?」
俺は言った。
夢璃先輩も、可愛くてモテモテなのにみんな断ってきた。
あれ……?
そうなると…
「だからー!両想いなんじゃんっ!」
断言してるし。
どうやったら、そんな自分に自信がつくんだよ。
俺にも、その自信を分けてくれ。
「俺、夢璃先輩に聞くっ!」
俺が言った。
「じゃぁ、夢璃に会いに行かなきゃね。」
行く気満々だ…。
「弘史行こー!」
いつの間にか廊下にいるし……。
本当、こいつ好きだな…。