★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~

「俺の夢璃から離れろっ!」

智希が言う。


私は、いつから智希のものになったんですか。

「夢璃は俺のですよっ!
ねー、夢璃先輩っ♪」

愁君が、正面から抱きしめてきた。


いや…、誰のものでもないです。


「なんで来たの?」

「夢璃に聞きたい事があったのとー。
夢璃と昼ご飯食べたかったのとー。

夢璃に会いたかったからっ♪」

愁君は、言った。


そう…ですか…。


そんな時。

「あのさー。
私は、夢璃に聞きたい事があるの。

分かるっ!?私が先なわけっ!
あんたら、邪魔っ!!」

遥香言った。

怖いよ…、遥香…。


「ちぇっ…。
俺の方が、用事たくさんあるのに!」

愁君はそう言って私から離れた。

恐るべし遥香…。


「あっ!
愁二君に聞いた方が早いじゃん。」

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