★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
――夢璃――


やっぱり、スカートかな?

でも、明日もあるからこれは明日にとっておこう。


「よしっ!ワンピースだっ!」


…いっぱい有りすぎる。


――10分後

…ピンクの小花柄にした。

羽織る物っ!

…また悩む。


「う~ん。」

「夢璃遅いっ!」

愁君の声がした。


そんなに時間掛かってるっ!?

時計を見ると10分、掛かっていた。


「まっ…待ってっ!」

もう、いいや。

「ごめんね…。」


ドアを開けると、壁にもたれて腕を組んでいる愁君がいた。


「10分も、掛かってるしっ。」

愁君が、言った。

「…ごめんね。」


「いいよ。早く行こー。」

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