★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
――夢璃――

自転車を二人乗りして、30分ぐらいで着いた。

とっても可愛いお店だった。


「到着っ!」

愁君が言った。

「可愛いお店だねっ!」

周りを見渡した。


「夢璃ー、入ろー。」


――チャリーン


「可愛い音っ。」

私は言った。

何もかもが可愛い。

「この音のどこが可愛いの?」

愁君は不思議な顔をして言う。


「可愛いのは、可愛いのっ!」


「夢璃の方が、何倍も可愛いけどね。」

愁君が言った。


「…はいっ…!?」

「照れてるしー。」

愁君が、笑って言う。

「照れてないっ!」


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