★甘えん坊な彼★~夢璃争奪戦~
「そんなの覚悟で聞いてるのっ!
早く話しなさいよっ!」
私は、仕方なく。
今日の話を長々とした。
そのたび、遥香は…、
「きゃ~///」とか「やだ~♪」とか、言っていた。
「――――はい終わり。」
「何で、早く言ってくれなかったのよ!」
「だって、恥ずかしかったんだもん。
それに、絶対言ったらうるさくなると思ったし…。」
私は、控えめに言った。
「悩みとかだったら本気で聞くから。
……だから、隠さないでよ。
泣いてた理由だって、教えてくれなくて
寂しかったんだから。」
遥香が、言う。
「ごめんなさい…。」
私は言った。
「私達、親友でしょ?」
「うんっ!」
私は言った。
「これからは、ちゃんと教えるからっ!
遥香も、悩み事とかあったらちゃんと言ってね。」