未来からの贈り物




平助「え?」


莉奈「額割られるから気を付けて。
新八も……どっちかの指斬られるから気を付けて……」


平助「っっっ!!! マジかよ……」


莉奈「言ったからね?デコ斬って帰ったら傷口に塩擦り込むから」


平助「………………。分かりました」


新八「あ……あぁ……」


総司「莉奈。平助から離れないと蔵に入れるよ」


莉奈は平助から離れてピシャピシャとおでこを叩いた


莉奈「じゃあ、私はみんなの飲み物用意するから……」


総司「飲み物?」


莉奈「今日は暑いから倒れないように……。総司は暑さにやられてぶっ倒れるから、沢山飲み物用意しないと!!!」


総司「倒れるの? この僕がぁ〜?」


新八「ありえね〜〜〜〜〜〜」


莉奈「それだけ暑いってこと!!!分かった?」


莉奈はドリンクを作りに台所へ向かい、竹筒に注ぎ、井戸水で冷やした


後は……おにぎりとお味噌汁作って、行く前に食べさせよう


私絶対マザーテレサだよね…………。


もしくはマリア様…………。


献身的に尽くす私……。うん!素敵!




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おにぎりを食べさせて、みんなを送り出した


風邪で寝込んでる隊士達を一つの部屋に集めてドリンクとおにぎりを食べさせ、


莉奈「屯所が手薄になるから、いつ狙われるか分からないからね………。

襲撃されたらみんなで束になって応戦して………。 分かった?」

病人達「はい………。」




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莉奈「山南さん……莉奈です」


山南「どうぞ」


莉奈「おにぎりと飲み物をお持ちしました」


山南「ありがとう」


莉奈「山南さん……私、池田屋行ってきます」


山南「そう言うと思ってました。しかしダメです。土方くんと総司に屯所から出すなと言われているので………」


莉奈「じゃあ、行ってきます」


山南「聞いてますか?」


莉奈「何ですか?私が池田屋に行ったら何か不都合でも……?」


山南「莉奈が気になってみんなが戦えないでしょう」


莉奈「大丈夫だから」


山南「聞かなかったら蔵に閉じ込めろと言われてるんですが…宜しいですか?」


莉奈「どうぞ」





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