未来からの贈り物
長州勢「捕らえろっっっ!!!」
襲い掛かってきた長州勢を蹴り倒したら三人芋づる式に下に落ちた
下に落ちて来た長州勢を捕縛し、屋根を見上げる一人の男
左之「はぁ〜〜〜〜〜〜………。
何やってんだ!!!お前はぁ!!!」
莉奈「会いたかったでしょ?」
左之「会いたくなかったわっっっ!!!」
長州勢「纏めてかかれ!!!」
莉奈目掛けて刀を振り上げる長州勢。
莉奈は抜刀せず柔術だけで伏せる
莉奈「嘗めないでよね?左之!落とすから受け止めて」
一人一人放り投げていく莉奈
左之「早い早い!!!」
莉奈「じゃ、私行くから………」
奥の部屋へゆっくり降りると総司と長州の人、土方が対峙していた。
莉奈の目の前には莉奈に背を向ける長州
ぶら下がっていた莉奈はブランコの様に勢いを付け、重力を利用して飛び蹴りをかました。
平正眼の構えを取っていた総司の刀に突き刺さった長州の人
口から血を流し後ろを振り返った男
莉奈「ごめん。私の恋仲に手を出さないで。あなたは?」
「…………………吉田………………」
そこで彼は絶命…………………。
土方「……………………………。
ふふふふふふふふふ。 お前……」
総司「莉ぃーーー奈ぁーーー!!!」
莉奈「体調は?」
総司「今はそれどころじゃない!」
莉奈「史実では総司は暑くて暑くて倒れるからね……。心配で見に来ちゃった」
土方「ほぅ………。」
総司「山南さんは………」
莉奈「とりあえず二人共飲み物飲んで
!! 山南さんに蔵に閉じ込められたけど、格子を蹴破って逃げて来た」
ゴンッ!
土方「古高が逃げんだろうがぁ!!!」
莉奈「縛られてるし、女が通れる程しか開けてない」
土方「誰が直すんだ」
莉奈「大工さん?」
土方「金は」
莉奈「隊費?」
ゴンッ!
土方「帰ったら謹慎だ!!!」
莉奈「覚悟の上ですよ!!!」
総司「もう終わりましたね……」
莉奈「吉田で最後?」
総司「こっちは人数が多かったし」
莉奈「総司……具合大丈夫?」
総司「暑いけど倒れる程じゃない」
莉奈は総司に抱き付いた
総司「血が着くよ………」
莉奈「良い………。良かった………。」
ザーーーーーーーー
土方「泣き止め……面倒臭い!!!」
莉奈「総司…総司…総司…」
総司「たかが貧血位で泣かないでよ」
莉奈「総司は常に元気じゃなきゃいけない。」
総司「何それ…。風邪も引けないじゃない」
莉奈「当たり前」
土方「下行くぞ」