未来からの贈り物
誠の旗に託された想い…………
彼らは何を想い、何を願う………
こんなにも血を流して築かれた平和
これが……………武士……………
戦に正義もクソもない…………
ただ………誠の為に斬る…………
私の誠は…………何だろう………
きっと、死ぬまで分からない………
……………………………………
総司「刀を預かりますね」
莉奈のと鞘を取る総司
莉奈「着替えよう?」
莉奈は血塗れの着流しを脱いだ
総司「鎖かたびら……付けてないの?」
莉奈「長州もだよ?」
総司「馬鹿じゃないの?」
莉奈「言っとくけど悠長に着替える暇なんか無かったからね?蔵に居たんだから」
総司「……………………………。」
ギューーーーーーー!!!
莉奈「無事で良かった………」
総司「着物着ないと………」
スパンッ!
左之「キャーーーーーーー!!!」
新八「漸く拝めた…………」
総司は慌てて着ていた着流しを莉奈ごと包み込んだ
左之「総司!!! 脱げ脱げ!!!」
莉奈「……………………………。
何よ…………………。」
左之「いや……。風呂空いたから入れって言いに来たが……、お前らが入るのは半刻程後だな?」
新八「俺らを気にせず続けてくれ」
莉奈「新八……指に塩擦り込むよ?
…………………平助は?」
新八「塩の必要はない。平助は寝てる」
莉奈「様子見に行きたいから早く出てよ」
左之「いや……まだいる」
総司「早く出ないとこの後……死ぬことになるけど良い?」
左之「それも遠慮する」
莉奈「総司……ごめん!!!」
総司の腕を袖から外し、しゃがんだ。
褌一丁の総司
莉奈「そのまま足外して?」
ゲシッ!
総司が足を抜く時顎に膝蹴りを食らった
莉奈「……………………………。」
総司「ごめんごめん」
莉奈「だ……だい…じょぶ……。
左之っっっ!!!動くなっっっ!!!」プルプルプルプル 痛い…………。
後ろに回り込もうとしてる左之を制止し、莉奈は腕を抜き、着流しをくるっと回し、前を合わせた。前を押さえながら下に落ちてる帯を取り、素早く閉めた。
総司「お見事!」
左之•新八「チッ!」
莉奈「舌打ちすんなっっっ!!!ケダモノ!!!」
総司「じゃあ……出てって……二人で風呂入るから………」
ーーーーーーーーーーーー