未来からの贈り物




お風呂に入る前に平助の部屋へ寄った。


莉奈「平助……入って良い?」


平助「ん………」


スーーーーーーー


莉奈「塩持ってきたよ〜〜〜」


平助「…………………出てって……」


莉奈「冗談だよ」クスッ!


総司「どう?」


平助「ん…………」


結構バックリ入ったらしく、意識が朦朧としてる平助………


莉奈「平助………。」弱った平助を見るのは初めてで、ウルッと来た莉奈。


平助の横に座り、頭を撫でた


莉奈「何かして欲しい事ある?」


平助「接吻」


莉奈は総司を見ると眉間に皺寄せて首を振る総司


莉奈「他には………」


平助「抱きしめて………」


総司を見ると、渋々という感じで首を縦に振る総司


莉奈「お邪魔します」平助の布団に入り、額に気を付けながら抱き締めた。


平助「はぁ〜〜〜〜〜〜………」


莉奈「何で溜め息?」


平助「しあわ……せ…」ニッ!


莉奈「ふふ!良かった……」


総司も座り、平助の頭を撫でた


総司「早く治しな!」


平助「ん…………」


莉奈が布団から出ようとしたら平助に手を握られた


平助「も……少し……だけ……」
そう言って、恋人繋ぎにした……


総司には見えない…………


莉奈「……………………………。」


総司「平助……莉奈に触れるなよ?」


平助「ふっ!」


総司「……………………………。」


布団を剥がすと平助の足は莉奈の足に割り込ませ、手は恋人繋ぎ。


総司「(ブチッ!)莉奈っっっ!!!」


莉奈「えーーー!!!私ぃ???」


総司に布団から引っ張り出され、総司は平助の額を叩いた


平助「ぎゃあーーーーーー!!!」


莉奈「っっっ!!! 総司っっっ!!!」


総司「安らかに逝きな」


総司は莉奈を引っ張って部屋を出た


総司「あれはダメでしょっっっ!!!」


莉奈「弱ってる平助はまるで捨て猫だった……。あれは……拒否できない」


総司「……………………………。」


莉奈「スミマセン………」


総司「つぎやったら莉奈だろうが容赦しない」


莉奈「はい」



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