未来からの贈り物
総司「莉奈と夫婦になって、ヤヤコが出来れば……僕は凄く幸せだよ?」
総司は壬生の子供達と良く遊ぶ。子供好きの総司。 私達に子供が出来たら、私はきっと最高に幸せだ
莉奈「私も総司と夫婦になりたい」
総司「本当に?」
莉奈「うん。総司と夫婦になれたら、私は凄く幸せになれると思う」ニコッ!
総司「御所から帰ったら……祝言挙げて、一緒にヤヤコを育てよう」
莉奈「宜しくお願いします」
ギューーーーーーー!!!
ーーーーーーーーーーーー
幸せな時はあっという間で……
六月二十四日
莉奈は、荷物を纏めていた………。
総司「……………………………。」
莉奈「今日の夜は土砂降りだね……」
総司「明日もでしょ?」
莉奈は総司と頬を合わせてスマホを自分撮りに切り替え、二人を撮る
莉奈「沖田莉奈になる日を心待ちにしてます」
総司「莉奈を幸せにします」
莉奈「私はこの時代の読み書きは出来ないから、文の交換は出来ないからね?」
総司「うん。」
莉奈「マスク。ちゃんとしてね」
総司「分かってる」
莉奈「死なないでね」
総司「死なない」
莉奈「愛してる……う…ふ…」
総司もウルウルしながら莉奈を抱き締める
ザーーーーーーーーーーーー
総司「僕も……く……愛してる…」
莉奈「絶対帰ってくるからぁ………
元気でいないとぉ〜〜……許さないからぁ!」グスン
総司「はぁ〜。うん……風邪も引かない……から……」グスン
莉奈「待っててね………うぅ……」
総司「莉奈だけだよ………ふぅ……」
左之「……………………………。
申し訳ございません……夕餉の支度が出来ました………」
廊下から申し訳無さ気に声をかける左之
総司「すぐ……行く……から……」
莉奈「ふっ……う……う……」
総司「タライ……ひっくり返したみたいな………雨だね」
莉奈「う…あ……あぁ〜……」
こんなに泣いたのは……初めてだ。
総司が死んだら……本当に日本が沈没するかもしれない…………………。