未来からの贈り物
二人で目を真っ赤にして広間へ向かった
スーーーーーーー
全「莉奈ぁーーーーーーー!!!」
莉奈「うぅ……もうヤバイ……」
総司「う……僕も………」
土方「ふっ!初っ端からか?」
近藤さんと平助は号泣……有難い。
莉奈「うぅ……今まで……本当に…幸せに過ごせたのも……みんなが居てくれたからで……みんなが居てこその……幸せでした………ふぅ……うぅ……私を……幸せにしてくれて……本当に……ありがとうございます(ペコリ)
感謝しても……………しきれません。
必ず……みんなの所に……戻ります!」
鼻水まで垂れ、顔を上げられない莉奈。
周りからもチラホラと啜り泣く声が聞こえる
懐から手拭いを出し、鼻水と涙を拭いてから顔を上げた
莉奈「っっっ!!! みんな………」
私なんかの為に…涙を流してくれるの?
莉奈は手拭いを顔に充て、ワンワン泣いた
このまま、洪水になって慶喜が迎えに来れなくなっちゃえば良いのに……。
土方「ゴホンッ! 座れ」
土方は涙を堪えてる。これ以上喋ったら零れちゃうよ……。副長でしょ……
近藤「今夜は宴だぁーーー!!!
みんな呑め呑めーーーーーー!!!」
みんなは莉奈にお酌に来てくれて……。
皆で別れを惜しんだ……………
呑み始めからは楽しく過ごし……
莉奈「………………………。総司…」
総司「うわっ! その目を皆の前に見せないで」
散々泣いた後のお酒は莉奈を崩壊させた
平助は飛んで来て総司を突き飛ばし、総司のポジションを奪った
平助「莉奈……凄いヤラシイ目……」
莉奈「総司………。」平助を見ながら総司と呼ぶ莉奈……
平助の頬に両手を添えて引き寄せる莉奈
チュッ! 舌を絡ませる莉奈。
全「っっっ!!!」
平助「……………………………。」
総司「……………………………。」
莉奈「総司………。愛してるよ……。離れたくないね………」
総司「総司はこっち!!!」
左之「ゲラゲラゲラゲラ。総司……複雑だな…………………。」
総司は平助の額をお箸でデコピン
平助「うをぉーーーーーー!!!」
悶絶する平助………。
新八「はぁ〜〜〜〜〜〜………。」
近藤「総司……。平助を総司と間違えてんだ。平助を虐めるな」
総司「そもそも、こうなる事を想定して来てる平助が悪いんじゃないですか…」
土方「デコは駄目だ。デコは!!!」