未来からの贈り物




総司は莉奈を引き寄せた。


莉奈「総司」ニコッ!


総司「あぁー!もぅ!」


莉奈「総司………………。吐く……」


総司「っっっ!!!」


総司は莉奈を担ぎ、厠までダッシュ!


莉奈を厠へ突っ込んだ バタン


莉奈は今宵も間一髪…………



………………………………



総司「大丈夫?」


莉奈「いつもありがとう。スッキリ!」


総司「井戸行くよ………」


総司は莉奈の手を引いて井戸へ向かった


総司「どんなに遠くとも……長くとも。
莉奈への想いは変わらない……」


莉奈「私も……総司だけを想ってる」


総司「あっちで酒飲むの止めてよ?」


莉奈「分かりました」


井戸で口を濯ぎ、顔も洗った………


総司は莉奈を抱き締めた


総司「愛おしい………。」


莉奈「激動の時代の中……こんな小さな幸せが大きく膨らんで……この時代でしか出会えなかったとしても……あなたに出会えたことを……。あなたを愛したことを……後悔しない。」


総司「例え………この先、何があっても……僕は……莉奈を想いながら……刀を握る……。無条件で人を愛せる世に……。戦いのない世にする為に……僕は……刀を振るい続ける……。

僕達のようにみんなが愛し合える世にする為に…………………」


莉奈「お願いします。私もそうすべく、あっちで頑張って、早く戻ります」



ーーーーーーーーーーーー



広間へ戻ると、左之が腹踊りをしていた


私達の席には平助と新八が座っていた為、私たちは土方の横に座った


土方「酔いは覚めたか?」


莉奈「吐いて、今が気持ち良い感じです」


土方「ほれ………」口に突っ込まれたのは沢庵……。


土方の大好物を……私に…………。


莉奈「(ポリポリポリポリ)今まで食べた沢庵で……一番美味しいです」


総司「土方さんが……沢庵を………」
総司は目を見開いた


土方「総司が死んだら……容赦無く頂く。
だが……総司が生きてる限り……この気持ちは封印する」


総司「マスクは外しませんし、うがい、手洗いは欠かしませんので、風邪一つ引きませんよ!」


莉奈「そうですよ!!!土方さんに抱かれてる私を想像してくださいね」クスクス!


土方「ん〜〜〜………。素晴らしい!」


総司「おぞましいっっっ!!!」


土方「俺の下でよがる莉奈を早く見たいな!」ゲラゲラゲラゲラ


総司「生き抜きますよ?心配ご無用」


莉奈「はい。しっかり生きて下さい!二人とも………。」



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