未来からの贈り物
莉奈「……………………………。
残念ながら……史実です。私にあなたを掻き立てる力があればなぁ〜〜〜……。
ちなみに………私は戦いに出ます」
慶喜「何を言うかっっっ!!!ならぬ!!! 天女の前にオナゴだろっっっ!!!」
莉奈は掌を見せた
莉奈「刀は使える。それに、新撰組の言い付けを守らず、池田屋へも赴いた」
慶喜「っっっ!!!」
莉奈「あなたはのんびり座ってる場合ですかっっっ!!! 新撰組に医者を付け、屯所を構え、天皇と話しなさい!!」
慶喜「……………………………。
分かってる。 大丈夫か?」
莉奈は着物が苦しくて、先程から脂汗が出て、息が上がっている
莉奈「着物が………苦しい………」
慶喜「……………………………。下がって良い……。」
莉奈「助かります」
立ち上がると……目の前が真っ暗になった。
慶喜「莉奈っっっ!!!」
慶喜に抱き抱えられた所で意識が飛んだ
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莉奈「あぁ………倒れたんだ……。
総司…………………。」
ザーーーーーーーーー
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総司「今、絶対莉奈泣いてる……」
土方「泣き虫だからな……」
総司「大丈夫かな………」
土方「暫く淋しくて雨が続くんだろうな」
総司「莉奈に会いたい………」
土方「まだ一日も経ってねぇ………」
総司「莉奈に触れたい………」
土方「仕事の邪魔だ。出てけ!!!」
総司「私も……寂しいんです……。不安なんです。 戻ってくると言いましたが……慶喜公が許すかどうか……。
夫婦になる約束をしたけど……、本当になれるでしょうか………」
土方「頼むから……出てくれ」
総司「聞いて下さいよ〜〜〜!!!」
土方「転がるなっっっ!!!
気が散るっっっ!!!」
総司「寂しいんですって〜〜〜」
土方「莉奈は……一人で、もっと寂しい想いをしてる筈だ…………………。」
総司「……………………………。
そう……ですね………。」
総司は立ち上がり、部屋へ戻った
土方「ったく………。情けねぇ……」