未来からの贈り物
慶喜「……………………………。
抱かせろ」
莉奈「しつこいっっっ!!!」
慶喜「……………………………。
はぁ〜〜〜〜〜〜………。」
莉奈「っっっ!!!」
慶喜が立ち上がり、部屋を出ようとしている所を莉奈が裾を掴んだ
ビタンッ!
慶喜「貴様ぁーーーーーー!!!」
莉奈「今から船だしたら、下関にどれ位で着く?」
慶喜「……………………………。
(プルプルプルプルプルプルプルプル)
十日強といったところか………」
莉奈「今から大至急武器と兵を集めたら、最短で何日?」
慶喜「三日はいる」
莉奈「大至急用意して!!! 新撰組引き連れて下関に向かう」
慶喜「あぁ?」
莉奈「イギリス、フランス、オランダ、アメリカが下関を攻撃するのは7月27日。 間に合わせて! 本当の敵は何か……。百聞は一見にしかず!!!
でも………、絶対勝てる相手じゃないから……長州の援護。無駄な血は流さない事!!!」
慶喜「長州の味方などせんっっ!!!」
莉奈「本当の敵は……日本を攻撃するもの!!! 言ったでしょ? 未来は平和だって。 それは今から戦う連合軍は日本の味方になるからだよ! 日本は連合軍だからっっっ!!! 大至急近藤さんに知らせて!!!」
翌日……………
慶喜は家臣に馬で新撰組幹部を呼び寄せた。
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莉奈「総司ーーーーーーーー!!!
久しぶり!元気だった?」
土方「昨日振りじゃねぇか……」
総司「寂しいよ。莉奈の居ない屯所は」
左之「こんな早く会えると思わなかった」
新八「昨夜、泣いてたろ」
慶喜「新撰組が恋しいとな………」
莉奈「倒れたから……心身共に弱ってたんだよ」クスッ!
幹部「倒れたのかっっっ!!!」
慶喜「十二単が重いのと苦しいのとで……な………」
幹部「……………………………。」
莉奈「鎧よりも重くて締め付け半端ないからね……。致し方ない。私の意思じゃない」
総司「着物も可愛いよ?」
莉奈「これならまだ可愛いね」
平助「足開いて歩くのやめたら?」
新八「着物着てるんだから女らしく!」
莉奈の間に通して、侍女達がお茶を入れてくれた