未来からの贈り物




莉奈「莉奈です」


慶喜「入れ」


スーーーーーー


莉奈「銃と剣の稽古を付けて下さい。出来れば免許皆伝の人で………。」


慶喜「贅沢だな」


莉奈「新撰組でも、免許皆伝以下の人に習ったことないんです。」


慶喜「銃を叩き込め」


莉奈「ありがとうございます」


慶喜「家で待ってろ。時、胴着を着せてやれ」


時「承知致しました」


莉奈「はぁ〜〜〜〜〜〜?
自分で着れるわっ!阿保っ!」


慶喜「時。阿保と言われてるぞ」


莉奈「一橋慶喜に言ったんですよ!
兎に角!一人で着れるし、布団も自分で上げ下ろし出来るから!ご飯の用意とお風呂だけはお願いしたいんです」


慶喜「なら侍女は一人で良いな!悪いが二人は辞めて貰うぞ」


莉奈「……………………………。
性格悪いっっっ!!! 三人とも必要!じゃあね! あぁ……美菜、お掃除もお願いします」ペコリ


美菜「承知致しました」


莉奈「敬語やめる気ないんだね……」


華「はい」


莉奈「そうですか……。では私もあなた方とは一線を引かせて頂きますね?」


美菜「……………………………。
仕事ですので……………………。」


莉奈「さようですか。では、私は部屋に戻ります。失礼します」


莉奈の後を追う三人。


慶喜「美菜!!!」


三人が戻る


慶喜「あいつはワガママだぞ?
あいつが望むようにしてやれ。御所へ来たばかりで心が沈んでいる」


時「あれで……ですか?」


慶喜「あいつは良く笑う奴だったんだ。だが御所へ来てから本当の笑顔を見せたのは新撰組の前だけだ」


三人「……………………………。」



慶喜「友が欲しいと望んでいるなら友になってやれ」


三人「はい……………………。」


三人は莉奈邸へと戻った



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