未来からの贈り物
莉奈「信じるか信じないかはあなた次第。これを高杉晋作に伝えられたら……彼は死なずに済むかも知れないのに……。
彼は天才だから……。若くして死ぬのは勿体無い。27歳の4月14日。」
久坂「なんだっっっ!」
莉奈「彼の亡くなる日……………」
久坂「っっっ!!!」
莉奈「話は終わり。自害するも、高杉晋作を助けるのも……あなた次第。
私なら……大事な仲間を死なせない!」
莉奈は久坂から離れ、御所の門を潜った
莉奈「美菜っっっ!!!」
莉奈は莉奈邸に駆け込んだ
莉奈「サラシでキツく巻いて!!!」
美菜「もうやめて!戦わないで!死んじゃうよ!!!」
莉奈「時っっっ!!! 早く!!!
今は話してる暇はない!!!文句なら後でゆっくり聞くから!!!」
時が焼酎を豪快にかけ、サラシでキツく縛り上げた
莉奈「ぎやぁーーーーーーーー!!!
ふぅ……。痛かった……。
じゃ、行ってきます!おにぎり食べたいから作っといて?」
莉奈はまた走って門から出た
慶喜「何ウロウロしてるんだ!!!」
莉奈「ちょっと怪我しちゃったから時にサラシで巻いてもらった……。
じゃ、行ってきます!!!」
戦闘は昼過ぎには終了したが、戦火による火災は21日の朝まで続いていた。当時の京都の人口は約50万人ほどで、この戦火の被害は27513戸にも上り、811町が焼失。公家屋敷は18軒、武家屋敷は51軒、土蔵1207棟、橋41、宮門跡3つ、芝居小屋2軒、髪結所132軒、社寺253、番部屋562と、およそ京都市外の3分の2が焼失した。
・21日、孝明天皇は長州追討令を出した。これを受け、幕府は長州征討軍を派遣。第一次長州征討である。
第一次長州征討の指揮を取らなければならない慶喜は、新撰組と莉奈、会津の兵を借り、下関へ向かった
今度は侍女はなし。莉奈はスマホで攘夷の無意味を知らせる為に、写メを撮る予定だ
4日から始まり、たった4日で墜とされる。
船が下関に着いたのは六日。
幕府軍の船を見つけ、もう駄目だ……と赤根武人は言ったそうだ。
赤根は下関戦争の指揮をとっている
そして、幕府軍がアメリカを砲撃した時、赤根は天地がひっくり返る思いをしただろう。
数日前に禁門の変で長州を討った幕府が味方に着いたのだから
莉奈は、サテンのワンピを着ていた。
幕府軍は大いに天女伝説を利用しようとしたからだ。 新撰組は猛反対だが……こちら側には女神が着いていると知らせたかったからだ。
港に船を付け、莉奈は長州の赤根の下へ……。
赤根は目を見開き、目の前の天女に空いた口が塞がらない
私を囲むように幹部が固めた。