未来からの贈り物
莉奈「今の日本は自衛どころか内戦してますからね……。襲って下さい。日本を差し上げますと言っているようなものです。火薬を掌に少し出して火を付けるとどうなりますか?」
赤根「怪我をするに決まってるだろう!」
莉奈「そうです。火傷しますね。でも、同じ火薬の量を手の中で火を付けるとどうなりますか?」
手をグーにする莉奈
赤根「怪我をする」
莉奈「怪我どころか腕ごと吹っ飛びます」
全「っっっ!!!」
莉奈「今は……まだ火傷程度ですが……次の戦からは手の中での戦と考えて下さい。 日本は大打撃を受けます。幕府も長州も………。
日本の傷が癒える前に日清戦争………。
日本が圧勝出来ると思いますか?」
全「……………………………。」
莉奈「この中にはそれすら見ずに亡くなる兵も沢山います。」
全「っっっ!!!」
新撰組は……………壊滅……………。
ザーーーーーーーーー
莉奈「本当に改革するなら……先ず保証をキチンと決めてからなさって下さい。
戦を起こしたいなら……もう私は……お役御免です………。 幕府と共に私も吹き飛ばして下さい………。」
全「っっっ!!!」
莉奈「明日には下関を発ちます。
改革の仕方に……十分お気を付け下さい」
近藤「今回は助太刀致したが、また襲撃したら戦わねばならん……。国を良くしたい気持ちは同じなのだがな……。
残念だ………。共に戦えたら日本は無敵なのにな………」
莉奈「It is possibility for it to be impossible.」
赤根「……………………………。
何と………………………」
莉奈「不可能とは……可能性だ。
失礼します」