未来からの贈り物
「願いを三つ叶えてやるとしたら…何にするん?」
莉奈「お父さんを呪縛から解放して。」
「二つ目は?」
莉奈「総司を労咳にならないようにして」
「三つ目は?」
莉奈「……………………………。その前に……。あなたの名前は……」
「孝。近藤勇の妾。」
莉奈「っっっ!!! 私は……近藤さんの子孫っっっ!!!」
お孝「そうや。勇はんの亡き後、三条大橋に晒された勇はんの首をうちが取ってきて、庭に埋め、近藤と変え、ひっそり暮らしとったんよ………」
莉奈「……………………………。
あなたの……願いは……?」
お孝「勇はんを……お願いします」
莉奈「後は?」
お孝「ないわ………」
莉奈「最後の願いは………お母さんを幸せに」
お孝「開国やないん?」
莉奈「それは……私の仕事。」
お孝「分かったわ……。それから……
あんさんに与えた力は……ネックレスに込めたから……いざと言う時に使うんよ?」
莉奈「この力はいらない。外して!力よりネックレスを直して!」
お孝「だったら使わなければ良いんよ。これはみんなの想いが入ってるから外せんよ? ネックレスは直してあんで?」
莉奈「この力のせいで、私は監禁されてたし……本当嫌な目に遭ったんですけど………」
お孝「さようどすか!どうでも良いけど。。。
莉奈……幸せになるんよ?」
莉奈「新撰組といられれば……何もいらない」
お孝「流石うちの昆孫‼︎ 気張らんと死んでしまうよ?」
莉奈「分かった。お婆ちゃん……ありがとう、そして……京言葉良いね?」
お孝「……………………………。
お婆ちゃんやないし!!!あんさんより若いんよ?京言葉を褒められても、お婆ちゃん言うた時点で殺しとこうオモタわぁ………」
莉奈「スミマセン………………」
お孝「じゃ、行っといでぇ〜〜!!!
お気張りやすっっっ!!!」