未来からの贈り物




莉奈「孝明天皇暗殺の首謀者……かもしれない。 天然痘で崩御と言う説と、暗殺の説……。病気なら致し方ないけど…暗殺なら……見過ごせない……。厠の中から突かれる……とか……マジであり得ない……伊藤博文は……日本国初代総理大臣だからね? 糞まみれがだよ?

主に今は暗殺してる筈……。」


烝「……………………………。汚い」


莉奈「奴を調べて……岩倉具視が命ずるんだったかな……長州の事はそこまで知らないんだよね……」


烝「分かった……。調べといてやる。奴を暗殺するんやな?」


莉奈「は?しないよ。孝明天皇の暗殺を防ぐだけ。私は彼より強くならなければならない………」


烝「……………………………。何や。
莉奈が長州征討するんやと思たわ」


莉奈「……………………………。
宜しく。」


莉奈は総司の部屋へ向かった



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土方「刀を握る決心をしたようだな…」

スッと現れた土方。


烝「戦うつもりの様です」


土方「探ってやれ」


烝「御意」


土方「山崎っっっ!!!」


振り返る烝。


土方「これからも莉奈から観察の仕事を依頼されるかもしれねぇ……。そしたら引き受けろ。俺にも報告しろ」


山崎「御意」



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莉奈「総司ぃ!!!ただいま!!!」


総司「仕事?」


莉奈「烝にね?山南さんとは話しただけ。尊皇攘夷とは……とかね?」


総司「そう。でさ? 僕と生きるために力を使わないのは嬉しいけど、莉奈の命が危ない時は使うんだよ?」


莉奈「うん!」ニコッ!


総司「おいで」
莉奈に手を差し出す総司


莉奈は総司の前に座った


総司はグイッと莉奈の腕を引っ張り抱き締めた


総司「莉奈の居場所は此処でしょ」


莉奈「ふふ……うん。そうだね?」


総司「莉奈……早く戻ってね……。僕の横に居てくれないと……凄く不安になる。 莉奈がいなくなった時、凄く辛かった……」


莉奈「ごめんね? 天界では一日も経ってなかったから……二月も経っててビックリした……」


総司「そうなの?」


莉奈「うん。そんな事はどうでも良い。私の居場所は此処だし、総司の居場所も此処だからね……」


総司「うん」総司は莉奈の頬を撫でる。


莉奈「愛してる。 総司………」


総司「寝よっか……」


莉奈「うん………」



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二人は今宵も熱い夜を過ごした









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