未来からの贈り物




スパンッ!



総司「はぁ〜〜〜〜〜〜……。」


莉奈「起きてるよ…」布団の中ですが。


総司「莉奈がいる時、必ず明け方入ってくるのやめて」


左之「何だよ……冷めてるなぁ……」


新八「あわよくば絡んでるとこ見れるかもしれねぇだろ」


総司「莉奈……稽古どうする?」


莉奈「出る。これからは普通の人間として強くならなきゃいけないからね」


総司「じゃ着替えようか……。二人とも出てってよ……」


左之「莉奈……着替え手伝ってやる」


莉奈「大丈夫。一人で着替えられる」


新八「遠慮するな」


莉奈「本当にいいから出てよ……」


総司「またやられたいの?二人とも。
懲りないね………」ニヤッ!


総司にお尻を蹴られて部屋から追い出された二人。


二人になり、kissをして布団を片付け、着替えて道場へ向かった



ーーーーーーーーーーーー



御所で習った剣術は、想像以上に腕を上げていた


莉奈「うわっ! 私…強くなってる!」


総司「……………………………。
凄いね……。 勝負する?」


莉奈「嫌です!!!」


総司「やろうよ」


莉奈「怪我したら夜出来なくなりますよっ」ボソッ!


総司「……………………………。
それはいけませんね。稽古だけにしておきましょう」ニコッ!


逃げられた……。 総司と試合なんて無理だから! 武田さんだけで精一杯!


左之「莉奈勝負しようぜ?お前が勝ったら何でもしてやる」


莉奈「やだ」


左之「お前が負けたら夜酌しろよ?」


莉奈「やだ」


左之「始めっっっ!!!」


カンカンカンカン


莉奈「っっっ!!! やだってばぁ!」


カンカンカンカンカンカン ギリギリ


総司「左之さんは後で始末して差し上げます。 莉奈勝ちなよ?」


左之は槍は免許皆伝。でも刀は違う。

あわよくば……勝てるかもっっっ!!!


カンカン 出端胴!!!


カン!


カンカンカンカン 面抜き胴


カン!


スパンっっっ!!!


正胴で負けた……………………。


撃沈した莉奈……。


左之「酌しろよ!」ポンポン


スパンッ!


左之「……………………………。
試合は終わった………。痛ぇな……」


莉奈「キィーーーーーー!!!負けた!
悔しいっ!悔しいっ!」

竹刀で道場の床を叩く莉奈……。


新八「餓鬼か?」


土方「やめろ。竹刀が割れる」


総司「負けるなって言ったのにぃ……」


莉奈「左之は強いから仕方あるまい」


土方「お前もまだまだだな……」


左之「酌するんだからな?」


莉奈「分かってるよ………」


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