未来からの贈り物
その日の夜、莉奈は着物を着せられ、化粧を烝に施され、遊女の真似をさせられた。
莉奈「……………………………。
ぶっ………細工………」
烝「お前……これは天神並みやろ」
莉奈「恥ずかしくて出られない」
烝「大丈夫やって……綺麗やって」
莉奈「これは……化け物としか言いようがない」
烝「……………………。はよ行くで」
莉奈「やだってば! やめて!人に見せる姿じゃないっっっ!!!」
スパンッ!
土方「うるせぇ〜〜………ぞ……」
莉奈「こんな格好で出られない!!!」
総司「……………………………。」
左之「……………………………。」
新八「……………………………。」
莉奈「総司も何とか言ってよ!!!
可愛くないっっっ!!!恥ずかしい!」
ギューーーーーー!
総司「凄く綺麗だよ……。左之なんかに酌なんかさせたくない」
左之「今宵は俺のもんだ!!!」
莉奈「違うっっっ!!!お酌だけでしょ!」
土方「おら……行くぞ」
総司により無理矢理広間まで連行された莉奈。
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莉奈「左之さん…どうぞ」トクトクトク
左之「悪いな……(クイッ!)旨い!」
土方「莉奈!こっち来い!」
莉奈「はぁ〜〜い。 土方さんもどうぞ」
トクトクトク
土方「綺麗だな……。天女……」
莉奈「人間ですってば!」
土方「しとやかに振る舞え」
クイッ!っと呑み、またお猪口を突き出す
トクトクトク
莉奈「……………………………。」
土方「お前も呑むか?」
莉奈「いぇ……やめときます。土方さん。 山南さんをお願いします」
土方「……………………………。
出来る限りの事はやる。期待はするな」
莉奈は頷いた
総司「莉奈ぁーーーーーー!!!」
土方「行ってやれ」
莉奈「はい。失礼します」
総司「遅いですよ?」
莉奈「スミマセン。少し仕事の話をしてました。 総司、どうぞ」ニコッ!
トクトクトク
総司「ありがとう」ニコッ!
莉奈「ふふ……」
総司「ん?」
莉奈「総司の笑顔が好き」ニコッ!
総司「ははははは……」照れる総司。
新八「俺はどうした!俺はっっっ!!」
机をバシバシ叩く新八。
莉奈「新八と烝にお酌してからまた戻るね」
総司「さっさと終わらせて」
莉奈「はい」