未来からの贈り物




新八「馬鹿野郎っっっ!!!俺を忘れるなっっっ!!!」


莉奈「アナタシアイカッテナイネ。アナタベツニドウデモイイネ」

トクトクトク


新八「何?何それ……何の真似?」


莉奈「別に?」


新八「可愛くないぞ?それは……」


莉奈「烝の所へ行って参ります!」


新八「おいっ! 聞けよっっっ!!!」


莉奈「烝。どうぞ」


烝「ん。どぅも」


莉奈「疲れてるよ?クマが出来てる」


烝「忙しいんや……」


莉奈「寝てないの?」


烝「ん…。お前が心配することやない」


莉奈「私がお願いしたから……」


烝「大丈夫やって……心配すなやぁ」


莉奈「心配するに決まってんじゃん」


烝「なら……肩揉んで」


莉奈「良いよ?」


烝の後ろに周り、肩を揉み始める莉奈。


莉奈「気持ち良い?痛くない?」


烝「丁度良い」


一「俺には酌する気ないのか!」


莉奈「今行くからちょっと待ってて」


一「俺にも肩揉み頼む」


莉奈「えぇ〜〜〜〜〜〜………」


暫く揉んでると……烝は寝てしまった。


莉奈「烝……私の為に……ゴメンね。」


一「莉奈。来いっっっ!!!」


莉奈は烝を畳に寝かせ、左之の羽織っていた羽織を脱がせ、烝にかけた


左之「何で俺の?」


莉奈「私をこの格好にさせたから……」


左之「まだ言ってんのか?綺麗だぞ?」


莉奈は左之と新八にお酌して一の下へ。


莉奈「一くん。どうぞ」トクトクトク


一「スマン。 肩も頼む……」


莉奈「少しだけね?」


一の肩を揉んでいると一に両手を掴まれ引っ張られた


莉奈は一の背中にへばりついている


莉奈「え〜〜〜〜〜〜っと……。
やらなくて良いなら……総司の所に戻るよ?」


一「良い匂いがするな」


総司「一くん!!! 莉奈を返して!」


一「総司の何処が良いんだ」


莉奈「え?」


一「総司は餓鬼だろ」


莉奈「二人で居る時は……大人の総司ですし……私を大事にしてくれますし、何より私が総司じゃなきゃ駄目なんです」ボソッ!


一「そうか………」


総司「莉奈ぁーーーーーー!何話してるの!!! 早く戻ってっっっ!!!」




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