未来からの贈り物
総司「遅いですよっっっ!!!」
莉奈「ゴメンね。明日には御所に行くのに………」
総司「そうだよ……。また離れ離れになるのに……何やってんの」
莉奈「ゴメンね……。どうぞ」
総司にお酌する莉奈
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莉奈「つ……疲れたぁ〜〜〜……。」
総司「着替えなよ。着物のまま寝たら疲れるよ?」
莉奈「うん……」
二人で襦袢に着替え、布団に入る。
総司「離れ離れになっても、莉奈は僕のだし、僕も莉奈の物だって忘れないで」
莉奈「分かっておりまする」
総司「真面目に話してるんだけど」
莉奈「ごめんなさい。分かってます」
総司「今日は疲れてるみたいだから寝よう」
莉奈「助かります。お休みなさい」
莉奈は総司の胸の中に入り込んで目を瞑った
総司は莉奈を抱き締めながら頭を撫でる
総司「いつ会えるか分からないんだから……二人の時を大切にしてよ」
莉奈「ん……。分かった。ごめん」
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スパンッ!
左之「おぃ!起きろ!!!」
総司「ん………。あ。左之さん……」
左之「朝稽古の刻だぞ!」
総司「はいはい。莉奈……起きて。稽古ですよ」
莉奈「んーーーーーー」
莉奈は総司の胸に顔を押し付けまだ寝る事を試みる
新八「たまらんっっっ!!!」
総司「……………………………。
稽古しないの?総司は行きますよ?」
キュッ!
胸元を掴み離さない……。
総司「直ぐ行くから先に行ってて」
左之達はニヤニヤしながら部屋を出た
莉奈「離れたくない………」
総司「たまに可愛い事を……」クスッ!
莉奈「本当は行きたくない。ずっと総司といたい」
総司は微笑みながら莉奈を抱きしめた。
総司「その言葉だけで十分。ありがとう。莉奈と同じ気持ちだと分かって良かった……」
莉奈を胸から引き剥がす。
莉奈「稽古行かないでよ」
総司「ダメです!」
莉奈「はぁ〜〜〜〜……分かったよ。」
布団から出ると襦袢を脱いで道着に着替える二人……
総司「行こうか……」
莉奈は総司を引っ張り腰に手を回した
莉奈「総司………好き……」
総司「何か今日はおかしいね?嬉しいけどね……」総司も莉奈を抱き締めた。
莉奈「充電。充電………」
総司「ふふふ。本当可愛いね………」
莉奈「よしっ!厠と井戸行こう!」
総司「うん………」
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