未来からの贈り物
総司「莉奈ぁ〜〜〜〜〜〜」
お……怒ってるっっっ!!!
莉奈「っっっ!!!ご……御所に戻りますっっっ!!!」
莉奈は宗次郎くんのお腹を蹴った
総司「待ちなさいっっっ!!!」
総司は走り、手綱を引いた
総司「送らなくて平気?」
莉奈「大丈夫!直ぐ其処だし…宗次郎くんいるし……」
総司「宗次郎くん……莉奈を頼んだよ」
総司は宗次郎くんの首を撫で、ポンポンと叩いた。
莉奈「じゃ、またお散歩で会えたら良いね!」宗次郎くんのお腹を蹴った
総司「次抜け出したら許さないっっっ!!!」
莉奈「大丈夫〜〜!多分今からお説教だからぁ〜〜〜!宗次郎くんに乗れなかったら街に出れないし〜〜〜!!!」
遠くから叫ぶ莉奈
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総司「…………………。馬鹿だ……」
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莉奈は御所の六つの門のうち、
朔平門から入った
門番「慶喜様がお待ちです」
莉奈「……………………………。
やっぱり……バレてる?」
門番「ご立腹でございます」
莉奈「言い訳考えないと……。ありがとう!教えてくれて」ニコッ!
門番「潔く謝罪する事をお勧めします」
莉奈「はははは。それじゃあつまらない」
門番「……………………………。」
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莉奈は納屋へ行き宗次郎くんを囲いに入れ、ブラッシングした。
莉奈「宗次郎くんは……本当に綺麗だね〜〜〜。大好きだよ〜〜!」
宗次郎くんの鼻の頭を撫でた
そして……首に抱きつき「私を守ってね………」
……………………………
「仲が宜しくて…………」
莉奈「どわぁっっっ!!!!!」
慶喜は納屋の隅に座っていた
慶喜「ケラケラケラケラ。見事に飛んでたな!オナゴならオナゴらしく叫べ」
莉奈「……………………………。
そもそも驚かせないで………」
慶喜「驚かせたつもりは無いんだが?」
莉奈「イヤイヤイヤイヤ。いつからいたのよっっっ!!!」
慶喜「つい先ほど」
莉奈「仕事しなよ!仕事!」
慶喜「お前が抜け出さなきゃしとるわっっっ!!!」
莉奈「お説教なら家臣の方々で充分ですが」
慶喜「何処へ行ってた」
莉奈「散歩。街で徘徊してた。楽しかった」
慶喜「街に馬でっっっ!!! 目立つであろうっっっ!!! 馬鹿者!!!」