未来からの贈り物

総司「癒し………ですか？」


医者「彼女の心が楽になるように……。
笑顔がなくなったら心の病や」


総司「笑顔が……消える？」


医者「腫れ物に触るように扱うのではなく、いつも道りに。
彼女が好きな事は何だ？」


総司「……………………………。
何でしょう……………………。」


左之「こ……恋仲だろう！！！」


総司「分かりません………」


医者「好きな食べ物を食べさせるとか」


総司「莉奈は何が好きなんですか？」


左之「っっっ！！！俺が知るかっ！」


総司「……………………………。
お団子とか？」


左之「それは！お前だろっっっ！！」


医者「彼女は何をしている時笑顔になる？」


総司「私といる時はいつも笑ってます」


医者「じゃあ、一緒にいてやれ」


総司「はい！」


医者「フッ！ 薬ちゃんと飲ませろ」


総司「はい。ありがとうございます」


左之「じゃ、送ってくる」


総司「左之さんもスミマセン………」



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総司「莉奈の好きな物……何も知らない……。」


総司は莉奈を撫でながら考えた……。


莉奈「そぉ………じ………」


総司「莉奈？」


莉奈「何で………」


総司「河原に倒れてた。宗次郎くんが莉奈から離れようとしないんだ。可愛かったよ？ 莉奈を起こそうと鼻で揺すってね〜〜〜。 気分はどう？」


莉奈「平気！御所に……戻らなきゃ！」


総司「治るまでは此処で看病するって慶喜殿に伝えてあるから大丈夫……」


莉奈「大丈夫……知恵熱だって言ってたし……」


総司「肺炎起こしかけてるからどうせ仕事もできない。ゆっくり休んで……」


莉奈「慶喜が気にしてると思うから…」


総司「あいつが悪いんだ」


莉奈「時期将軍にあいつはダメだよ」


総司「慶喜公が時期将軍！？」


莉奈「そう。 だから新撰組は慶喜に頭が上がらないんだよ？」


総司「ほとがら撮られたのに？」


莉奈「もう軽く殴って消したから大丈夫。 少し走って気を収めてから戻るつもりだったんだけど……大変な事になっちゃったね……」


総司「沖田ぁーーーーーー！！！って凄い剣幕で来たよ？」


莉奈「ゴメンね？」ニコッ！


左之「殴る蹴る潰すの何処が軽くだよ」


莉奈「左之？ゴメンね。」


総司「あ。左之さん。ありがとうございます。 医者を呼びに行って、送ってくれたんだよ」


莉奈「ありがとう。本当ゴメンね」


左之「早く元気になれよ」ナデナデ


莉奈「ん……。土方さん達は？」


総司「莉奈を見つけたって御所に報告。新八と一も多分一緒」