未来からの贈り物
莉奈「これで手柄を挙げれば天皇は幕府に付いてくれるだろうし……。開国すれば坂本龍馬も味方に付けられる……。
私にしか出来ないでしょ………。」
土方「やることが多過ぎるだろ」
莉奈「全てが終わったら総司にお嫁さんに貰って貰って……質素に普通の女として生きて行きたいの……」
土方「はぁ〜〜〜〜〜〜………」
莉奈「だから……3年は頑張る……」
土方「……………………………。
総司が労咳にかかったら……お前……」
莉奈「3年でそっちも分かるしね?総司が労咳にかかったら……最期まで私が総司を看る」
土方「強いんだか弱いんだか………」
莉奈「弱いから、総司を守れる強さが欲しい………」
土方「ばばぁ。」
莉奈「ばばぁって言わないでよ……。
まだまだ気持ちは十代ですからね?」
土方「それは無理があるだろう」
莉奈「(ムカッ!)土方さんもじじぃですよ?」
土方「俺は色男だからな?」
莉奈「あっそ。 もぅ寝る………」
土方「あぁ。助かる」
莉奈が布団に入ると土方はまた手拭いを冷やし、莉奈の額を冷やす
土方「治るまで大人しくしてろ」
莉奈「宗次郎くん、どうしてる?」
土方「総司が面倒見てる」
莉奈「私以外にも懐いたんだ」
土方「懐かなかったのか?」
莉奈「慶喜にも懐かなかったのに……」
土方「ほぅ………」
莉奈「流石総司だね」ニコッ!
土方「あっそ」
莉奈「宗次郎くんにヤキモチですか?」
土方「……………………………。
(ちげぇーーーーーー)」
莉奈「今日は総司巡察?」
土方「あぁ」
莉奈「そっか」
土方「お前の部屋だと仕事になんねぇから俺の部屋に寝ろ」
莉奈「だね……。お世話になります」
莉奈が起き上がると土方は莉奈を抱き上げて土方の部屋へ移動した
土方「桶の水変えてくる。大人しく寝てろ」
莉奈「ごめんなさい。ありがとうございます」