未来からの贈り物




莉奈「あ………総司………」


莉奈が目を覚ますと目の前に総司


いつの間にか布団に入り込んで寝ていたようだ


莉奈は総司に抱き付いた


総司「……………………莉奈………」


莉奈「総司」ギュー!


総司は莉奈の額に額を合わせた


総司「うん。大分下がってる」


莉奈「うん。怠くない」


二人で抱き合いkissをした


莉奈「移るよ……。一番組長が寝込んだら大変………」


総司「大丈夫。僕は風邪すら引かない」


莉奈「嘘つき」クスクス


総司「あぁ……。漸くいつもの莉奈だ」


莉奈「看病してくれてありがとうございます。」


総司「土方さんもね………あ……。莉奈が起きたら呼ばなきゃいけないんだった……。 もう少ししたら呼ぶね……」


莉奈「うん……」


総司「早く抱きたい。早く治して」
そう言って莉奈を胸に抱き寄せた


莉奈「苦しいんですけど……………」


総司「………………。ゴメン」
総司は腕を解くとピョコっと顔を出す莉奈


莉奈「ふぅ……。九死に一生……」


総司「莉奈……。莉奈は、何をしてる時に幸せを感じる? 何を食べてると幸せを感じる?」


莉奈「ん?どうしました?」


総司「莉奈の一番はなに?」


莉奈「ん〜〜〜〜〜〜。新撰組にいる時が一番幸せ。大好きな人しかいないし。
食べ物は………海老フライかな……。
まだこの時代にはないかな?」


総司「高級食材?」


莉奈「ん〜〜〜〜〜〜。毎日は食べられないね………。でもさ、御所で贅沢な物食べても美味しくないの。
質素でも新撰組で食べるご飯が一番美味しい。総司と食べる物は全て美味しい」ニコッ!


総司「莉奈」ギューーーーーーー!!!


莉奈「ブホッ!!! 苦しい苦しい」


総司「本当に…やめて。絞め殺しそう」


莉奈「えぇ。本当に。心臓が出る想いを体験しました」


総司「(クスクス)全てが愛おしい」
キュ! 総司はそっと抱き寄せる


莉奈「私の帰る場所は此処だし、私の胸も総司の帰る場所になりたい」


総司「僕の帰る場所は此処だよ。僕が死ぬ…その瞬間まで此処でありたい」


莉奈「私より先に死なせない」






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