未来からの贈り物
スパンッ!
土方「……………………………。
起きたら呼べと言ったはずだが」
総司は莉奈の前を合わせ、帯を締めた
総司「い……今起きたんですよ」
土方「ほ〜〜〜〜〜〜う………。
何故汗かいてるんだ?あ?」
総司「莉奈と一緒に寝てたから暑かったんですねぇ………?」
土方はギロリと莉奈を睨んだ
莉奈は布団を被って狸寝入り決め込む。
土方「まだ熱ある莉奈を抱くな!!!」
総司「抱いてませんよ……」
土方「莉奈の中を改めても良いのか?」
総司「本当にしてなくてもそんな事させるわけないじゃないですか!!!」
土方「莉奈。脱げ」
莉奈「……………………………。
寝てますので……起こさないで下さい」
土方「(クスッ!)莉奈……聞きたいことあんだ」
土方は莉奈の横に座り額に手を当てる
土方「ん……。まだ少しあんなぁ。やってんじゃねぇ!この馬鹿っっっ!!!」
総司「中が凄く熱かったですからね…」
土方「……………………………。
また夜熱出るな………。」
莉奈「総司くん。黙って」
土方「……………………………。
莉奈……。岩倉具視って奴は……」
莉奈の眉間の皺が寄った
莉奈「私が思うに……岩倉具視がいなければ……大きな戦にまではならなかったのではないかと……。暗殺の首謀者はほぼ彼だと言われてますし……」
土方「岩倉具視を暗殺したらどうだ?」
莉奈「ん〜〜。ただ……証拠がないから、更に大きな問題が起こるかもしれないじゃない………」
土方「莉奈はどうすべきだと?」
莉奈「烝が調べたら考える。岩倉具視と坂本龍馬を接触させない。 あと……徳川家茂も……」
土方「暗殺かっっっ!!!」
莉奈「かっけって言われてるけど、暗殺説もある」
土方「首謀者と言うことは手を下すのは伊藤か?」
莉奈「かもしれない。暗殺だから……犯人が特定されてない。 謎が多過ぎるんですよ……」
土方「ん〜〜〜。莉奈はどうすべきだと?」
莉奈「将軍、天皇、坂本龍馬の暗殺を防ぐ。それから薩摩を長州に取られたら幕府は終わるから……絶対薩摩は渡さない。 最後に開国……かな……」
土方「最後に開国持って来たら戻れないじゃないかっっっ!!!」
莉奈「新撰組は……家茂の警護を……」
土方「お前は……」
莉奈「天皇の暗殺を防ぐ」