未来からの贈り物





総司「その伊藤とやらの腕は……」


莉奈「総司会ってるじゃん!宗次郎くんを初めて会わせた時に会った人だよ」


総司「あぁ……伊藤博文……。莉奈で大丈夫そうだね……。莉奈のが腕は上だ」


土方「居合の相手か……」


総司「逆胴で鞘に充て、滑らせて首に剣先を充てたんですよ。 あれだけ逆胴はダメだと言って来たのに……」


莉奈「居合い……私の特技になってしまいました」ニコッ!


総司「確かに…居合が凄く早かった」


莉奈「前に一に居合とは…と、聞いてから居合が好きになりました」


土方「相手に敵意を見せない……。人を殺したくない莉奈には合ってはいるな」


総司「一歩間違うと斬られますよ?」


莉奈「抜刀の速さには自信があります」


総司「私より強い敵も腐る程いるんですよ?」


莉奈「大丈夫だからぁ〜〜〜……」


土方「死ぬなよ?」


莉奈「……………………………。
大丈夫です。私が屯所から帰ったら一番組に入りますね?」


土方「はぁ?」


莉奈「屯所に帰還したら一番組隊士になります。許可はいりません」ニコッ!


土方「前もそんな事言ってたが、お前、帰ったら祝言挙げるんだろ?」


莉奈「はぃ。子供が出来るまで働きます」


総司「私一人の稼ぎでは足りないと?」


莉奈「いいえ?」


総司「じゃあ何でわざわざ隊士に?」


莉奈「総司といたいから」


総司「(ニコッ!)結構です」


莉奈「遠慮なさらずに……」


総司「いぇ…。本当に結構」


土方「ダメだ。女人禁制だ。それに、莉奈は天女だ。斬られてたまるか」


莉奈「疲れたから寝ますね〜〜……」


土方「まだ話は終わってないっっっ!」


莉奈「……………………………。」


総司「莉奈ぁーーーーーー!!!」


ガバッ!


布団を引っぺがすと


土方「本当に寝てやがる…。」


総司「起こしますか?」


土方「いや……良い」


土方は部屋へ戻った



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