未来からの贈り物
莉奈「おぃ!慶喜殿。私は一般の何もない女。私の子を作っても立派な子は産まれないっっっ!!!」
慶喜「愛している女の子だ。産んで欲しいに決まってんだろっっっ!!!」
莉奈「総司にそう言ってもらえたら泣いて喜ぶんですけどね〜〜〜。はぁ。」
バシッ!
莉奈「いたっ!女を叩くなんて最低!」
慶喜「あぁ。光栄だ」ケラケラ
側近「仲が宜しいのに、何故結ばれないんでしょう」
慶喜「この石頭のせいだな」
莉奈「恋仲がおります故……」
側近「お子だけでも……」
莉奈「総司との子が欲しいんですか?」
バシッ!
慶喜「俺の子だっっっ!!!」
莉奈「スミマセン。総司じゃないと体が受け付けないんです」
慶喜「寝ててくれれば俺が何とかする」
莉奈はダッシュで慶喜から離れた
慶喜「待てっっっ!!!逃げるなっ!」
莉奈「ついて来るなっっっ!!!」
ガシッ!
慶喜「子供だけでも良い」
莉奈「やだっっっ!!! あなたとやることが嫌なのっっっ!!!」
側近「目を瞑っていれば良いでしょう」
莉奈「ギャーーーーーーー!!!」
莉奈は猛ダッシュで家に駆け込んだ
莉奈「はぁはぁはぁはぁはぁ……」
時「何してはるん?」
莉奈「慶喜と側近に子をもうけろって言われたから逃げて来た」
華「うちなら喜んで産むけどなぁ」
美菜「みんな慶喜様の側室になりたいんよ?」
莉奈「はぁ?マジで言ってんの?」ジト
時「当たり前やろ〜。男前やし、鍛えてはるから体も綺麗やし、地位も名誉もあるんよ?」
莉奈「で?」
華「慶喜様に抱かれたいわぁ」
莉奈「くれてやるよ。あんなもん」
美菜「側室になるんも、お家柄がキチンとしてないとなれないんよ?」
慶喜「もっと言ってやれ」
莉奈「ぎゃあっっっ!!!」
慶喜「天女との子ならとてつもなく美しい子が産まれる」
莉奈「何で此処にいんだよ……」ジト
慶喜「此処が行き先だ。お前走るの速いな」
莉奈「逃げ足と言います」
慶喜「子供がいれば莉奈も引き止められるしな」
莉奈「可哀想だよ。子供が……。世継ぎの為に子供は作りたくないよ。
本当に心から望んで産みたい……」ウル
ギュー!
慶喜「お前とお前の子は特別だと言っただろう」
莉奈「私が望んでないんだってばぁ…」