未来からの贈り物




土方「新撰組は……世に残るんだな」


莉奈「はい。有名です。鎌倉時代で言う六波羅探題ですかね……」


土方「誠かっっっ!!!」


莉奈「いや……私自身が勝手に思ってるだけですが………」


総司「凄いっっっ!!!」


土方「何故そう思う」


莉奈「京都守護が廃され、六波羅探題が出来たんですよね? で、また新撰組が京都守護職を任されたから………?」


土方「何故俺に問う」


莉奈「自信がないからです」


総司「頭が悪いわけでは無いんですね」


莉奈「いや……頭悪いです」


土方「六波羅探題の様な武士になれるんだな?」


莉奈「はい。 多分」


土方「頼りねぇ〜な……」


総司「もう寝ませんか?」


莉奈「眠いですね」


土方「あぁ……寝ろ。俺は後始末だ…」



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莉奈「土方さん………私はいつまでこの生活が続くんですか?」


土方「大和屋に来てまた尾ひれに火を付けたのは誰だ?」


莉奈「私です……か……」


土方「まだ出られねぇな!それから芹沢さんに気を付けろ。やられちまうぞ?」


莉奈「気を付けます」


土方「朝餉まで間もないぞ…早く寝ろ」


莉奈「はい。お休みなさい」


土方「あぁ……」



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