未来からの贈り物
総司「莉奈はオナゴだっっっ!!!」
莉奈「だから何?私は天女として働きます」
総司「ネックレス貸して」
莉奈「やだ」
総司「渡せっっっ!!!」
莉奈「やだっっっ!!!」
総司「じゃあ……莉奈は天女にならなくて良い。祝言を挙げよう。ヤヤコと三人で暮らそう」
莉奈「私がいなきゃ新撰組は無くなるっっっ!!! 幹部も殆どが死んじゃうのっっっ!!! 私がやらなきゃ……みんなが……死んじゃうからぁ…」
ザーーーーーー
……………………………
土方「総司が稽古以外で怒鳴るのは初めてだな……」
近藤「あぁ……」
慶喜「莉奈が沖田と夫婦になることを選んだらどうなる……」
山南「最期まで戦いましょう」
近藤「天女としての莉奈と、普通の人間としての莉奈……。俺は分けられない」
土方「俺も………」
平助「俺は……人間の莉奈が良い。屯所に莉奈がいないなんて……耐えられない」
慶喜「……………………………。」
左之「天女は所詮伝説だ。莉奈が天女なんてなれないんだ」
新八「力なんていらねぇ〜……」
……………………………
総司「莉奈は天女じゃないっっっ!!」
莉奈「そんなの自分が一番理解してる!
でも、期待に応えたい」
総司「僕が組から抜けたら莉奈も人間として生きる?」
莉奈「それも良いかもね?お互い後悔しながら天寿を全うするのも最高の人生だねっっっ!!!」
パチンッ!
総司「真面目に話してるんだ!!!」
莉奈は左頬を抑えながら話した
莉奈「……………………………。
別れようか……」
総司「別れないよ」
莉奈「お互い目標が違う……。辛い想いするなら……別れよう」ポロポロポロ
総司「……………………………。」
莉奈は立ち上がり、客間へ向かった
総司「莉奈っっっ!!! 話は終わってないっっっ!!!」
廊下で揉み合う二人。
莉奈「お互い違う道を進もう?」