未来からの贈り物
ガラガラ
お風呂を開ける莉奈……
莉奈「……………………………。」
ガラガラ
そして……閉めた。
莉奈「左之の嘘つき………」
「風邪引く。入れ!!!」
莉奈「いや……良い……総司来るまで待ってる」
「もう見た。早く入れ」
莉奈「……………………………。
いや……本当にいい………」
ガラガラ
総司「っっっ!!!何してるの!!!
震えてるっっっ!!!早く入りな!!」
莉奈「……………………………。
土方さんが入ってた………」
総司「……………………………。
見られた………よね………?」
莉奈「はははははははは」
総司「この手拭いで押さえて……」
総司は急いで脱いで二人でお風呂に入った
ガラガラガラ〜〜〜〜〜〜
総司「何でいるんですかっっっ!!!」
土方「寒いんだよ!! 早く入れ!!」
総司「向こう向いてて下さい」
総司は莉奈の体を洗った。
泥だらけだから莉奈一人じゃ洗いきれない
莉奈も総司を洗って湯船に入った
莉奈は総司の陰に隠れている
土方「落ち着いたか?」
莉奈「……………………はい」
総司「恥ずかしいものですね……」
土方「総司……莉奈の面倒はなかなか大変だな」
総司「先が思いやられます」
莉奈は黙って聞いている
土方「しかし…総司があんなに怒りを露わにするところを見るのは稀だ。」
総司「もう良いですよ。恥ずかしいですから」
土方「慶喜公に意見するのもお前らだけだ」
総司「後が恐ろしいです」
土方「天女を娶ると言うことはこう言うもんなんだな……。大変だ……」
総司「この時代のオナゴと違って、言うことを聞く淑女とは皆無」
莉奈「……………………………。」
総司「まぁ…愛してるから良いんです」
莉奈はニヤニヤしていた……
総司「我儘を聞くのも男の役目ですかね……」
土方「ふっ! 甘やかすな」
総司「先程のような惨事になりますよ?」
莉奈「私には私の誠がありますからね」