未来からの贈り物




莉奈「私、もう上がりますね?後ろ向いてて下さいね?」


土方「もう見たから気にすんな」


莉奈「じゃあ失礼します」


総司「じゃ、私も……」


土方「俺も……のぼせる」


総司「莉奈が着替えてから出て下さい」


土方「ふざけんなっっっ!!!
お前らより先に入ってたんだぞ!!!」


総司「すぐ着替えさせるから湯から上がって待ってて下さい」


土方「……………………………。
早くしてくれ……。倒れる……」



ーーーーーーーーーーーー



翌日……


慶喜が宗次郎君を連れて屯所にやってきた


慶喜「街では凄い噂があるぞ?」ケラケラ


近藤「どうなされました……」


慶喜「昨夜、天女が舞い戻った事は皆知ってるだろう?光っていたからな?

その後の雷で、天女が天罰を下したとな……ケラケラケラケラ」


莉奈「強ち間違いではないですけど…、天罰ではなく、キレタ…と、言います」


幹部「……………………………。」


莉奈「これだけ怒りに我を忘れたのは初めてかもしれません……」


土方「総司…夫婦喧嘩は気を付けろ。
あまり挑発すんなよ?」


総司「私だけが我慢するのですか?」


慶喜「貰ってやろうか?」


総司「結構です」


莉奈「総司が死んだら日本は沈没しますね……」クスッ!


総司「嬉しいやら悲しいやら……複雑ですね………」


莉奈「宗次郎く〜〜〜ん!元気だった?」ギューーーーーーー!!!


慶喜「まず俺に挨拶だろ!!!」


莉奈「慶喜には昨日も会ってるじゃん」


慶喜「それでもだっっっ!!!」


莉奈「……………………………。
こんにちは…………………。」


慶喜「…………………あぁ。風邪引かなかったか?」


莉奈「あの後、総司と土方さんと逆上せるまでお風呂に入りましたから」ニコッ!


全「……………………………。」


平助「総司は分かるけど……何で土方さんまで……」


莉奈「あぁ…。左之の馬鹿が誰も入ってないって言うから入ったのに……土方さんいたからね?ガッツリ見られたからね?」


左之「俺も上がるべきじゃ無かった!」


新八「くそーーーーーー!!!」


平助「はぁ〜〜〜〜〜〜………」


慶喜「ほらよ………。ゆっくり開けろ。
割れ物だ」


慶喜に風呂敷を渡された


莉奈「???」


ゆっくり風呂敷を開けた


莉奈「っっっ!!! 卵っっっ!!!
ありがとぉ!!! 慶喜!!!」

ギューーーーーー!!!


幹部「……………………卵…………
たまごぉーーーーーー!!!」



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