未来からの贈り物
莉奈「岩倉具視……天皇と家茂は……殺させない。錦の御旗も作らせない!
あんたの悪事は先の世まで伝わるからね。あんたがやろうとしていることは……私が一つ一つ潰す。。。 私が暗殺されたら……首謀者はあんただ。
桂さん……。彼と関わっちゃいけない」
総司「彼が……岩倉具視……。」
平助「天女に指一本触れてみろ。
識別も出来ない程に切り刻む!!!」
莉奈「あなたの思い通りにはさせない」
岩倉の取り巻きが抜刀し、莉奈に突き付けた
莉奈「完全に敵になるつもりですか?」
取り巻き「博徒も恐れる岩倉殿を侮辱する者は天女であろうと斬り捨てる」
桂「やめて下さい!!! 昨夜の雷を見たでしょう!!!」
莉奈「あぁ。昨夜の雷は私が落とした物ですが……」
トンッ!
総司が肘で莉奈を突つき、首を横に振る
莉奈「昨夜は怒りで我を忘れました故……ご迷惑おかけし、申し訳ない」
桂「やはり……あなたでしたか……。
帰った途端、月が出て居た夜に雷が二度も落ちる程の豪雨……。誰もが震え上がりました」
莉奈「私を敵に回すと言う事は……
雷に打たれる覚悟があるようですね?」
桂「…………………いや…………」
莉奈「何故鎖国に拘るのですか!!」
岩倉「守る為だ」
莉奈「Turn to a front without being afraid.」
岩倉•桂「っっっ!!! エゲレス語!」
莉奈「怖がらないで前を向いて……と、言ったんです。同盟を組む事が日本を守る事になりますよ」
岩倉「そんな事あるわけないだろう!」
莉奈は下関戦の動画を見せた
莉奈「余り延ばし延ばしにすると……
乗っ取られるよ?」
岩倉「だから守るのだ」
莉奈「頑固ジジィっっっ!!!」
ゴロゴロゴロゴロ
桂「雷が鳴り始めました。退きましょう」
雲の流れが早くなり空が暗くなり始めた
岩倉と一味は舌打ちをして踵を返した。
桂「スミマセン……。失礼……」
莉奈「桂さん………3年経っても高杉が死ななければ史実は変わったと言うことになります」
桂「誠に二月………寿命を?」
莉奈「はい。高杉の命のが貴重だから良いんです」
桂「……………………………。」
桂は目を見開いて驚いている
莉奈「あなたもですよ!生きてくださいね? 岩倉具視には気を付けて下さい」
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