未来からの贈り物




土方「総司、新八、斎藤、平助、左之。
隊を揃えろ。 俺も行く。

近藤さん、山南さん、莉奈は屯所を頼む。 片付けが大変だ……。寝られるようにだけしてくれ。 残りの組長は隊士に割り振って片付けの手筈を……」


莉奈「私は行きます!私に岩倉具視を殺らせて下さいっっっ!!!」


土方「お前は屯所待機っっっ!!!」


莉奈「マジで頭に来てんだわ……。私は行くから……。土方さんの許可はいらない。私がぶっ殺す」


平助「莉奈が……莉奈が……」


左之「………………キレたな……」


近藤「……………………………。
止めても無駄だな……。
総司。莉奈を頼む。そばを離れるな」


総司「一緒に……戦う?」


莉奈「当然!!」


土方「明け方まで一刻もない。体を休めとけ」


幹部「あぁ」


近藤「解散!! 莉奈は体冷やすな! 直ぐ熱出すからな?」


莉奈「お風呂は無事かな……?」


莉奈はお風呂を見ると…ススだらけだ。


台所も……使える状態じゃない……。


莉奈「体拭いて着替えるか…はぁ。」


土方「書物は……無事だ。
だが…何故かお前に関する書物は全滅」


莉奈「……この時代の人間じゃ……無いから……?」


土方「残してはいけないのか……」


莉奈「さぁ……。そんな事より…台所とお風呂が使えない事のが大変です!!」


土方「そんな事で済ませるな!!
……………………………。
お前……死ぬなよ?」


莉奈「絶対奴らには殺されない」ニコッ!


土方「刺されて帰ったら塩すり込むからな?」


莉奈「分かりました。望むところです」


総司「早く体拭くよ?また風邪引くよ」


土方「襦袢が透けてる……。素晴らしい」


総司「早く行くよっっっ!!!」


莉奈「はいはい。」


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